堺市民の会とは
発起人
堺商工会議所会頭
堺市自治連合協議会会長
南大阪地域大学コンソーシアム理事長
堺市文化振興財団理事長
堺市民の会 設立趣意書
堺・百舌鳥野。ここには古代に造営された古墳が、1600年の時を経て今も残っています。古墳文化が花開いた時代、大阪湾にほど近いこの地には、かつてない巨大な前方後円墳が造営されました。そして、それをとりまく中小の古墳とともに、様々な形状の古墳からなる古墳群を形成しています。 堺市では、これまで郷土を愛する多くの先人達により、古墳群を取り巻く歴史的遺産や周辺の自然環境を守る努力が積み重ねられてきました。こうして受け継がれた貴重な歴史的遺産を次世代に確実に引き継ぐことが現代に生きる我々の使命であります。 また、市民の生活の場と古墳群が共存する堺らしいまちづくりを実現していくためにも、市民、事業者、行政など多くの人々が古墳群の貴重な歴史的遺産としての価値を改めて認識し、大切に守り遺していこうとする気持ちを高めていくことが重要です。 日本の歴史や文化の成り立ちに大きな影響を与えた百舌鳥・古市古墳群の価値が、日本のみならず、広く世界の貴重な財産として多くの人々に理解され、大切に保全され、未来後世の人々にきちんと継承されていくことが、世界文化遺産への登録の意義です。 今般、堺市が目指す世界文化遺産への登録について、多くの人々が理解を深め、その取り組みを一体となって進めていくため、ここに、世界文化遺産登録の真の意義を達成していくことを目的として「百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を応援する堺市民の会」を設立するものです。
